6.電子化書類の多様化 |
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これまで hi-ho.ne.jp で公開していた「ファイリングの部屋」を、この新しいドメイン(filingroom..jp)にもコピーしました。不要と思われるページは削除していますが、内容はそのままです。
従来のアドレスにも、当面は残しておきますが、できるだけこちらを利用していただければ幸いです。
書類を電子化するにはどのようにすればいいのかをまとめてみました。ノウハウというと聞こえがいいものですが、結局のところ、電子化しようとしたけれども予期しなかった何らかの障害に突き当たった、あるいは電子化してはみたものの、使いづらいものでだれも使ってくれないなどといった問題点をあらかじめ予測し、落とし穴に落ちないように注意するだけのことです。 |
紙の状態でもきちんと整理されていること | |
作成した書類、受け取った書類を紙の状態で保管することなく、すぐに電子化して、大容量のハードディスクを持つサーバー機に登録してしまうようなことは、普通はしないはずです。 |
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誰が見ても分かりやすい分類を | |
書類の分類方法にはいろいろな方法があります。個人での整理には、「超整理法」(野口悠紀雄著、中公新書)の押し出しファイリングがありますが、組織としてのファイリングでは、その組織に所属している人は誰でも分かる分類が必要です。(「個人のファイルと組織のファイル」参照) |
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分類の構造は3段階からせいぜい5段階で | |
書類の分類はあまり細く分けすぎると、整理するときにどこに書類を分類すればいいか迷ってしまいます。また、書類を捜すときにも、同じことがいえます。 |
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1つの書類は100ページ以下を目安に | |
1つの書類が数百ページあり、これを1冊のバインダーに綴じることもありますが、そのままでは目的のページなどを探し出すのが困難です。仕切りや見出しを入れることでその書類全体が使いやすくなります。 |
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日付を明確に | |
書類には、作成日、作成者を記入し、電子化の際にはこれらをキーワードとして登録します。書類を修正した時には、その修正日も併記します。特に電子化に際しては、ファイルに自動的に付加される日付は、そのデータを登録した日となり、実際に書類を作成した日付とは異なる場合があります。 |
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書類の保管期限の明確化 | |
書類の保存期限は、法律で定められたもの以外に、ISO9000などで決めているものがあります。官庁での書類は、情報公開法の関係で定められたガイドラインに従った管理基準を作成し、保存や廃棄をする必要がありますが、一般企業などでも、これと同様の管理基準を作成しておいたほうが良いでしょう。 |
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データの保存媒体、保存方法 | |
書類を電子化する場合、そのデータはできる限り一般的なファイル形式とするべきです。書類をスキャニングしてイメージデータとする場合、最近ではPDF形式とすることが多いようですが、PDF形式から他のファイル形式に変更することは、特別なソフトを利用しない限り、一般には困難です。将来OCRでテキスト化しようとしている場合などは、白黒で写真などが無い場合はモノクロ2値で取り込みTIFF形式とし、ファイルの圧縮にはG3ないしG4圧縮とすべきです。カラーの場合はJPEG形式が無難なところでしょう。(「電子保存での注意点」参照) |
| Topページ |
0.はじめに | 1.情報の記録 | 2.増加する書類
| 3.作成から廃棄まで |
| 4.書類の整理 | 5.書類の電子化 | 6.電子化書類の活用
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7.電子ファイルとファイリング | 8.LANの活用と問題点
| 9.ファイリング意識の向上 |
| 10.ファイリングを考慮した書類の作成 | 11.マネジメントシステム
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| 12.リスク管理 | 13.ファイリングに関する動き
| 14.付録 | 15.編集雑記 |
Updated on 2013/09/28