日光街道(7)

日光街道歩きの7回目で、前回の最終地点である石橋駅からスタートした。

石橋宿から次の雀宮宿までも国道4号線に沿った道であり、街道の雰囲気は全くない。途中には小さな宮や祠があり、説明を読むと歴史はあるようだが、見た目からは古いもののようには感じられなかった。
雀宮宿でも同様にほとんど残っていないが、下の写真は珍しく残っている脇本陣の門と後ろの建物は式台の部分であり、座敷については残っていない。


小山宿あたりまでは、長屋門がいくらか見受けられたが、石橋宿付近からは全く見なくなり、その替わりではないだろうが宇都宮に近づくにつれて、大矢石で造られた蔵が見受けられるようになった。これは大矢石の産地が近くなったためと思われる。


宇都宮宿の近くからはこれまでの国道4号線から分かれ、国道119号線に沿った道となる。宇都宮は奥州街道の起点であるが、その分岐点である追分には古い石碑などはなく、新しい標識が設置されているだけであり、拍子抜けの印象であった。


日光街道は追分から右折していくが、しばらくは旧街道の道幅と同じような狭い道が続き、ここからは蔵造の商家がいくつか残されていた。

 


この日は宇都宮宿を少し超えたところまで歩き、バスでJR宇都宮駅まで戻り帰宅した。ここのバスは、SUICAのようなICカードは利用できず、地域差を感じてしまった。24,500歩。(2019年5月23日)

2019年05月24日