日光街道(6)

日光街道歩きの6回目で、前回の最終地点である小山駅からスタートした。

小山宿もただ市街地を通り抜けただけの感じであったが、その後国道4号線には戻らず旧道に入る。しばらく歩くと左側に喜沢の一里塚があり、ほぼ完全な形で残っている。右側につ塚の跡のようなものも残っているが、ここには案内板も標識も何もなく、案内書がなければ気が付かずに通り過ぎてしまうところであった。案内板位は設置してほしいものである。


小山宿の次は新田宿であるが、この宿の本陣には建物は残っていないが、門だけは残っていた。この門の横には「奥州道中 大町新田宿 本陣」と書かれている木の板が打ち付けられているが目立たないため見逃しそうである。この表示には奥州街道とされている。厳密にはまだここは日光街道であるが、どうも奥州街道と日光街道が重なっていると思われているようである。


新田宿から次の小金井宿までは国道を右や左にうねるように沿っている旧道であり、距離も3km弱と比較的近い。小金井宿にある小金井の一里塚は珍しく両塚が残されているが旧道はなく、両塚を取り込んだ公園のようになっている。


小金井宿でも宿場町の雰囲気は感じられず、ほとんど古い家も残っていないが、蔵造の商家らしい家が2軒残されていたが、どちらもその外側にパイプで枠組みのようなものが作られており、修復するのか解体するのかと思ったが、数年前に撮られた写真でもこのような状態であったようで、道路側に崩れないようにはているだけなのかもしれない。


この付近にはいくらかの桑畑が残っており、近くでは養蚕されているようである。この写真のように手入れされているところ以外にもも放置された桑畑も散見された。


この日は石橋宿まで歩き、石橋駅から帰宅した。22,000歩。(2019年5月9日)

2019年05月10日