日光街道(5)

日光街道歩きの5回目で、前回の最終地点である古河駅からスタートした。

古河駅は古河宿の中心から近いところにあるが、道は拡張され開発が進んでおり、旧街道のイメージは全く失われているが、街道の雰囲気を出すためであろう行燈風の街路灯が設置されておりもこの側面には古河宿にまつわる逸話が書かれている。
古河宿はもともと古河城の城下町であったためであろうが、街道は真っ直ぐではなく一部鍵型に折れ曲がった道が残っているが、直線に新しい道が付けられており、知らなければ、そのまま直線の道を進んでしまう可能性がある。


古河宿を抜けると、道は再度国道4号線と重なり、次の野木宿に至る。野木宿はあまり家が固まっているわけでなく、野木宿入口の小さな案内板がある程度で、すぐに通り抜けてしまった。ここから次の間々田宿までも国道44号線と重なり、坦々として道が続く。
この付近には豊かな農家が多かったのか、立派な長屋門がいくつか残っている。

 


間々田宿近くには乙女の地名あり、会社名などに付けられているだけでなく、葬儀場にまで"おとめホール"と付けられており不思議な感じがした。下の写真は「乙女八幡宮」の参道。


間々田の宿場の中に、「逢の榎」があり、江戸と日光との中間点(どちらからも18里)にあり、もともと間の榎と呼ばれていたものがいつか「逢」に変わり、縁結びの木として信仰を集めたとのこと。

 


小山の手前で国道から外れて市街地に入っていくが、もともとは国道であったものが、バイパスの建設によりみ工藤から降格したもののようで、道幅も広く、旧家などもなく、単調な道となっている。


この日は小山駅から帰宅した。24,000歩。(2019年4月28日)

2019年04月30日