甲州街道(3)
新年(2020年)初の街道歩きを始めた。今回は甲州街道3回目で、前回終了した矢川駅よりスタート。
しばらくすると立日橋で多摩川を渡るが、近くにある都道の日野橋は、昨年の台風19号の大雨により橋脚が沈下したため、いまだに通行止めとなっている。現在は川の流れを変えるため、河川敷には大型の重機が入り工事を行っていた。
多摩川を超え日野宿に入るが、この付近から石造りの建物が見受けられるようになる。また、近くには日野宿の本陣が残っている。これは東京都内では唯一残っているとされる建物であるが、この日は祝日の翌日であったため、残念ながら休館日となっており、残念ながら入ることはできなかった。
日野宿本陣を過ぎてすぐに、また石造りの建物が残っている。石造りが多いのは、大火事があったことが原因であろうか。
八王子市内で見つけた雑貨屋のような古い店も、日野宿にったような石造りの建物が、近代的な街並みの間に残っており面白い。
八王子から高尾にかけて。道の両側にイチョウの街路樹が植えられている。この時はもう葉は全て散っており、裸の状態であったが銀杏はまだ残っており、これが落ちてきているため木の周りは落ちた実が踏みつぶされ。独特のにおいが立ち込めている。大阪の心斎橋筋もイチョウ並木があるが、ここは銀杏を採取する権利を販売しているためか、道に散乱していることはほとんど無かったと思う。
高尾駅の近くに、写真のような黒塀の屋敷が見受けられたが、他の街道沿いではこのような黒塀は無かったと思える。地域的なものなのであろうか。
この日はJR高尾駅から帰宅。24,500歩。(2020年1月14日)