13.ファイリングに関する動き 13-6.カルテの電子化 (旧「ファイリングの部屋」アーカイブ) |
これまで hi-ho.ne.jp で公開していた「ファイリングの部屋」を、この新しいドメイン(filingroom..jp)にもコピーしました。不要と思われるページは削除していますが、内容はそのままです。
従来のアドレスにも、当面は残しておきますが、できるだけこちらを利用していただければ幸いです。
医療関係では、法律により保存が義務付けられているものが多くあります。X線フィルムなどのデータ類とともに、診療記録であるカルテについては、そのデータについての参照が必要であり、参照が容易な保存方法が大きな課題となります。 |
カルテの電子化と電子カルテ | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
電子カルテシステムが普及し始めていますが、これは、記録を紙に書くのではなく、直接パソコン等のコンピュータに入力するもので、初めから電子データとして記録されます。 |
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これまでの主な経緯 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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電子データとして保存が可能なもの |
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94年の通達により、エックス線写真に代表される医用画像の電子保存が認められるようになりました。さらに99年には、診療録まで拡大され、カルテなども電子的に保存することが可能となりました。 |
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電子化が制限されているもの |
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スキャニングによる診療録等の電子化 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
医療に関する業務等に支障が生じることのないよう、保存義務のある書類としての必要な情報量を確保するため、一定の規格・基準を満たすスキャナを用いることとしています。 |
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医療情報の電子保存については、改ざんなどに対して非常に注意を払い、保存システムについてもかなり厳しい条件がつけられています。これに対して紙のカルテについては、書き換え(改ざん)についての規制は無いようです。書き換えても、倫理上の問題はあるにしても、公文書偽造や、有印私文書にも該当しないため、法的な制約はなさそうです。
乱筆の医者が書きなぐったカルテを、その字を判読できる事務員などが解読し、書き換えるあるいは注釈を加えて、投薬指示を出すことなどは日常的に行われているようです。ここで書き間違えなどが起こったときの責任は、どこが取るのでしょうか。新しいものにだけ異常ともいえるような規制を設けることは、なにか釈然としません。
| Topページ
| 0.はじめに | 1.情報の記録 | 2.増加する書類
| 3.作成から廃棄まで |
| 4.書類の整理 | 5.書類の電子化 | 6.電子化書類の活用
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7.電子ファイルとファイリング | 8.LANの活用と問題点
| 9.ファイリング意識の向上 |
| 10.ファイリングを考慮した書類の作成 | 11.マネジメントシステム
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| 12.リスク管理 | 13.ファイリングに関する動き
| 14.付録 | 15.編集雑記 |
Updated on 2013/09/28